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講義名 流通論
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 2学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Retail Distribution
学部・学科 服装学部ファッション社会学科

担当教員
氏名
◎ 横山 淳

授業概要 / Class Description ・消費活動に直結する流通の仕組み、流通業について百貨店、コンビニ、SCなどの小売り業態及び物流を中心に、現在起きている問題・課題について調査研究し、今後どうなるのか、どうするべきかについて自分の意見を考えまとめる。
・ビジネスを取り巻く環境の急激な進展、嗜好、消費行動の多様化、短期間での変化を背景に、大きな変革と対応が迫られる各業界が直面する、現状の課題とその原因、解決策、今後の展望、あるべき業態像について、今起きている実例をベースに考えていく。
・オンラインライブ型授業を前提とするが、状況により対面授業を行うこともある。
・課題を発信し、レポートを作成、提出する⇒2週間に1度のペースで課題発信、提出を行う
・提出翌週にレポートから学生の意見まとめを提示し共有する。
異なる考え、意見からの学びにより、視野を広げ、異なる意見、考えを受け入れながら、より良い考えに発展させる力をつける。
・可能な限り講義で取り上げる内容を実際の現場に出向き、自分で状況を確認し、レポートをまとめることを行う。

じっくり調査して自分の意見を考え、まとめること、他人の意見考えから学ぶことがポイントである。
到達目標 / Goal 一人一人の生活に密接な関係がある流通業態において、
・今起きていることを参考事例として分析し、課題を発見すること、解決策について研究し、自分の意見としてまとめ、発言できること
・世の中の動き、変化、ニュースに対して敏感に反応する意思を持ち、分析すること
・講義に参加するだけではなく、課題作成時にはしっかりと調査研究し、じっくり自分の考えをまとめること
・自分以外の意見・考えを受け入れ、そこから新たな発見や学びにつなげる力をつけること

以上が到達目標である。
実務経験 / Business Experience 横山淳:
株式会社三越伊勢丹HDSにて BARNEYS NY、マレーシア伊勢丹、伊勢丹NYオフィス、相模原、浦和店長、海外事業本部長。海外駐在及び海外事業全体の統括、海外での現地法人経営と日本での店舗経営の実務を経験。

授業計画 / Class schedule
年月日(曜日)時限担当教員・担当教員フリーテキスト内容
第1回令和 4年04月18日(月)2時限横山 淳オリエンテーション

・これまでの学生生活の振り返り
大学HPにある2つの方針(ファッション社会学科の
アドミッションポリシー、ディプロマポリシー)
を読み、これまでの自分の学生生活、取り組みを振り返り、
今後どうすべきかを考えまとめる
・講義の進め方の確認
-「今、社会で何が起きているか」と流通、流通業と関連させて考えることの重要性
-ビジネスを立ち上げる時に必要な考え方

第2回令和 4年04月25日(月)2時限横山 淳・流通とは何か、流通業の業種と現状の課題
”流通”の理解と流通業が「今」直面する問題や課題について現状の認識



 
第3回令和 4年05月02日(月)2時限横山 淳・流通業の業種と現状の課題①
流通業が直面する問題や課題の具体的事例とその背景について(総論)
第4回令和 4年05月09日(月)2時限横山 淳・流通業の業種と現状の課題②
流通業が直面する問題や課題の今後の方向性、解決に向けた具体的な施策について(総論)
第5回令和 4年05月16日(月)2時限横山 淳・流通業とSDGsについて①
ファッションとSDGsの取り組み
第6回令和 4年05月23日(月)2時限横山 淳
特別外部講師 藤原千鶴
(株)三越伊勢丹 浦和店 販売サービス担当、総務部人事担当
・流通業とSDGsについて②
小売業におけるSDGsの取り組み
第7回令和 4年05月30日(月)2時限横山 淳・流通業とSDGsについて③
温暖化×VEGAN×FASHIONの関連
第8回令和 4年06月06日(月)2時限横山 淳・社会の変化と小売業①
小売業が直面している課題の現状と背景
コンビニの課題 視察とレポート
第9回令和 4年06月13日(月)2時限横山 淳・社会の変化と小売業②
小売業が直面している課題への対応施策
ECと実店舗重要性、Customer experience(CX), Digital transformation(DX)の重要性と必要性
百貨店視察とレポート
第10回令和 4年06月20日(月)2時限横山 淳
(株)三越伊勢丹ユニフォーム事業部部長 工藤卓己
・新しい小売業の形態①
CXを起点でのビジネスの組み立て
DXの具体的な活用例と効果
第11回令和 4年06月27日(月)2時限横山 淳・新しい小売業の形態②
顧客視点でのオムニチャネルの重要性
オムニチャネルの重要性と変遷
第12回令和 4年07月04日(月)2時限横山 淳・新しい小売業の形態③
「売らない」店舗の出現
店舗視察とレポート
第13回令和 4年07月11日(月)2時限横山 淳・ビジネスの立ち上げ
-社会の動き、変化に対応したビジネスの重要性
-社会の動きを先回りしたビジネスの構築の重要性
-他社にない独自性と圧倒的な強みの必要性
第14回令和 4年07月25日(月)2時限横山 淳・まとめ
-流通、流通業の現状と課題
-今、起きている社会の変化と流通業の対応施策
-実際にビジネスを立ち上げる時のポイント
授業形式 / Teaching Method ・課題に基づき講義を行いレポートを提出する
様々な文献、情報によるレポート作成に加えて、フィールドワークとして現場視察を行い調査、研究した内容がどのように実践されているのか、いないのかを確かめることを行う。(コロナの状況による)
・レポートから学生の意見を抜粋し全員で共有する
自分と異なる意見、考えの存在を認識し尊重すること、より良い考えに結び付けることを実践する。
実際の学生の意見を共有し、新たな発見につながる意見交換を行うことで双方向の学生と教員、学生同士のやり取りを実践する。
評価方法 / Evaluation ・評価方法:A(S)~C・E評価
・評価の基準:試験 80% 参加度、レポート提出 20%
・参加度、レポート提出を重視する
教科書等 / Textbook 指定なし
準備学習 / Preliminary study 流通に関連するニュース、出来事を常に確認し、背景について自分なりの考えを待つこと。特に事前に様々な小売業態と各業態で現在起きていることを調査、研究しておくと講義の理解度が高まる。
また自分の考えを1時間程度まとめる習慣により、レポートの構成力、文章力が向上するため推奨する。
担当教員問合せ先 / Office to contact 服装社会学研究室 (A064)
横山 淳
備考 コロナの状況により、完全なオンライン授業だけではなく、意見共有など部分的な対面実施も視野に入れる。