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講義名 都市文化とファッション
(副題)
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 2学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Urban Culture and Fashion
学部・学科 服装学部ファッション社会学科

担当教員
氏名
◎ 工藤 雅人

授業概要 / Class Description ファッションは都市的な現象だということができる。
では、いかなる意味においてファッションは「都市的なるもの」("the Urban")であるのか。
この講義では、「都市的なるもの」を理解するために、まず、(1)都市とはどのような空間であるのか、そして、(2)都市で生成する文化にはどのような特徴があるのか、を社会学的な視座から学んでいく。その後、(3)文化現象のひとつであるファッションと都市の関わりについて、社会学的に理解していく。
到達目標 / Goal 本講義は、社会学的な視座から都市文化とファッションについて学ぶものであり、以下の2点を到達目標とする。
(1)社会学的に「都市的なるもの」を理解できるようになること
(2)ファッションを都市文化として社会学的に理解できるようになること
授業計画 / Class schedule
内容
第1回イントロダクション
第2回社会学の視点
成員、持続的相互行為、規範などの概念とともに社会学的な対象の捉え方の概要を学ぶ
第3回都市を社会学的に分析する1
L.ワース「生活様式としてのアーバニズム」の議論から都市の見方を学ぶ
第4回都市を社会学的に分析する2
L.ワース「生活様式としてのアーバニズム」の議論から都市の見方を学ぶ
第5回都市を社会学的に分析する3
R.E,パーク「都市――都市環境における人間行動研究のための若干の示唆」の議論から都市の見方を学ぶ
第6回都市を社会学的に分析する4
E.バージェス「都市の発展――調査計画序論」の議論から都市の見方を学ぶ
第7回都市を社会学的に分析する――まとめ
都市における相互行為の捉え方を振り返る
第8回都市文化を社会学的に分析する1
吉見俊哉『都市のドラマトゥルギー』の議論から都市文化の見方を学ぶ
第9回都市文化を社会学的に分析する2
吉見俊哉『都市のドラマトゥルギー』の議論から都市文化の見方を学ぶ
第10回都市文化を社会学的に分析する――まとめ
都市文化の特徴を振り返る
第11回都市文化としてファッションを分析する1
難波功士『族の系譜学』の議論から都市文化としてのファッションの見方を学ぶ
第12回都市文化としてファッションを分析する2
難波功士『族の系譜学』の議論から都市文化としてのファッションの見方を学ぶ
第13回都市文化としてファッションを分析する3
工藤雅人「〈都市的なるもの〉としてのファッションの変容」の議論から都市文化としてのファッションの見方を学ぶ
第14回都市文化としてファッションを分析する――まとめ
「都市的なるもの」としてのファッションの特徴を振り返る
評価方法 / Evaluation 評価の方法:A(S)~C・E評価
評価の基準:試験 100%
他の履修学生の学習の権利を害する迷惑行為(私語等)は認めない。迷惑行為に対しては注意・指導を行う。従わない場合にはE評価とする。
教科書等 / Textbook 教科書は指定しない。
参考文献や資料は適宜講義のなかで指示する。
準備学習 / Preliminary study 講義の内容をただ「覚える」のではなく、日ごろから講義の内容を踏まえて「考える」ように心がけること。
講義で取り上げる論文等は事前に配布する。毎回、予習・復習として読んでおくこと(1~2時間程度)。
担当教員問合せ先 / Office to contact 服装社会学研究室(A064)
備考 履修者の上限は50名とする。履修希望者が上限を超えた場合には、抽選を行う。