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講義名 工芸論
(副題)
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 2学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Craft
学部・学科 造形学部デザイン・造形学科

担当教員
氏名
◎ 春田 幸彦

授業概要 / Class Description 美術工芸の中の「工芸」分野について現代の生活空間でのあり方を学ぶ。
アニメ、映画、展覧会など身近な文化の中に「工芸」を発見する。
人々の生活を豊かにし衣食住の生活の用具としての工芸は染織・金工・陶芸・ガラス・漆芸・木工などがあり、また様々なデザイン、素材と表現技法がある。工芸の歴史と地域性、現代における工芸の現在を学ぶとともに工芸の美、使い方、創造性などを学び、感性を培うことを目的とする講義である。
到達目標 / Goal 工芸の技術、素材、表現を幅広く知り、生活空間での造形の多様さの学びを通じて、デザイン表現・造形表現に深さを与え方向性を見出せるようになる。
これまでよりも生活の中で工芸を意識し、身近に感じられるようになる。
実務経験 / Business Experience 教授 春田 幸彦
オーダーメイドブライダルジュエリー制作会社勤務
授業計画 / Class schedule
内容
第1回これまで理解していた「工芸」をどのように捉えていたかを再認識する。
「工芸」という言葉、概念について学ぶ。
本工芸論での内容の説明をする。
第2回工芸の領域として工芸と美術(アート)、 工芸と工業(デザイン)それぞれの相違を知る。
第3回日本国内における工芸の産地を知り、工芸で使用する道具、環境を学ぶ。 
原料、材料、素材とはそれぞれ何かを知る。
第4回柳宗悦が提唱した「民藝」を知り、現代のZAKKA(雑貨)との共通点を探る。
そこから工芸においてのキッチュなものとは何かを学ぶ。
第5回美術工芸(アート、オブジェ)の造形表現を学び、工芸においてのアヴァンギャルドなものとは何かを学ぶ。
第6回工芸の隣接領域として建築「茶室」を知り「茶道具」を知る。
第7回工芸の隣接領域としてファッションとジュエリーの関わりを探る。
第8回染織(染物と織物について)の素材と技法を知る。
第9回金工(彫金・鍛金・鋳金)の素材と技法を知る。前編。

第10回金工(彫金・鍛金・鋳金)の素材と技法を知る。後編。
第11回ジュエリーの素材と技法を知る。
コンテンポラリー、アート、コマーシャルジュエリーとは何かを知る。
前編。
第12回ジュエリーの素材と技法を知る。
コンテンポラリー、アート、コマーシャルジュエリーとは何かを知る。
後編。
第13回窯業(陶芸、ガラス、七宝)の素材と技法を知る。
第14回木工芸・漆芸の素材と技法を知る。
工芸の各分野を理解し枠組みを考察する。
評価方法 / Evaluation ・評価の方法:A(S)~C・E評価
・評価の基準:授業態度50% レポート30% ミニレポート等20%
教科書等 / Textbook 毎回レジュメを配布。
準備学習 / Preliminary study 事前に工芸、クラフトなどについて美術館博物館、展覧会などを見て学習をしておく。
担当教員問合せ先 / Office to contact 金工研究室(A011a)