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講義名 マンガ・アニメーション論
(副題)
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 2学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Lecture of Manga and Animation
学部・学科 造形学部デザイン・造形学科

担当教員
氏名
◎ 荒井 知恵
昼間 行雄
竹浪 明

授業概要 / Class Description マンガとアニメーションを俯瞰し、隣接するメディアとの関係も考察しながら、その表現や歴史に関する知識を深める。主に映像資料を提示しながら、主要な作品、作家などを解説し、研究する。作品の内容や表現の研究だけでなく、作品が作られた時代との関係やメディアとしての役割なども考察する。授業の進め方としては、資料提示→解説→レポート作成→そのフィードバックをする解説を繰り返し、前回と次回の授業を常に関連させて展開する。
到達目標 / Goal マンガやアニメーションの基礎的な知識を得る事で、それらの表現の読み解きができるようになる。また、自分の作品制作に、その知識を生かした発想ができるようになる。
実務経験 / Business Experience 竹浪明
著書に『象と大樹と子供たち』(角川学芸出版)、監督・脚本・撮影の映画・DVDに『のら暦*ねこ休みネコ遊ビ*』(UPLINK)などがある。

荒井知恵
アニメーター/企業CM、児童教育ビデオ等のアニメーション制作を手掛ける。
授業計画 / Class schedule
担当教員・担当教員フリーテキスト内容
第1回荒井 知恵
昼間 行雄
授業内容の説明
日本の漫画とアニメの認識
第2回特別外部講師 原田央男
ペンネーム:霜月たかなか。マンガ研究者。著述業。著書に「コミックマーケット創世記」 (朝日新書)などがある。
日本のマンガ(1)昭和初期から1960年代まで
第3回昼間 行雄日本のアニメーション(1)東映動画と虫プロ
第4回特別外部講師 原田央男日本のマンガ(2)少女漫画の戦後史
第5回竹浪 明宮崎駿を読み解く①『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』に見る伝承と環境問題に関する表現の特性と意義を考察する。
第6回竹浪 明宮崎駿を読み解く②『魔女の宅急便』『もののけ姫』に見る挫折と成長に関する表現の特性と意義を考察する。
第7回特別外部講師 原田央男日本のマンガ(3)劇画の誕生と青年マンガ
第8回竹浪 明宮崎駿を読み解く③『となりのトトロ』『ハウルの動く城』に見る家と地域に関する表現の特性と意義を考察する。
第9回竹浪 明宮崎駿を読み解く④『紅の豚』『千と千尋の神隠し』に見るキャラクターと人間性に関する表現の特性と意義を考察する。
第10回特別外部講師 原田央男日本のマンガ(4)同人作家、二次創作の歴史と変環
第11回荒井 知恵日本のアニメーション(2)アニメーション作家の世界
第12回特別外部講師 原田央男日本のアニメーション(3)聖地巡礼のブームとその背景を知る。
第13回竹浪 明宮崎駿を読み解く⑤『崖の上のポニョ』『風立ちぬ』に見る災害と家族に関する表現の特性と意義を考察する。
第14回荒井 知恵
昼間 行雄
まとめ
新しい技術と表現
評価方法 / Evaluation A(S)〜C・E評価
評価の基準
授業への意欲、参加態度50%、レポート50%
教科書等 / Textbook 資料のプリントを配付する。
準備学習 / Preliminary study 授業で資料として示した作品を文献やネットで調べ、関連する作品などをDVDなどで視聴する。
担当教員問合せ先 / Office to contact メディア・映像研究室(A163)
備考