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講義名 立体基礎C
(副題)
講義開講時期 後期 講義区分 実験実習
基準単位数 2
校地 2学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Basic Three‐Dimensional Art C
学部・学科 造形学部デザイン・造形学科

担当教員
氏名
◎ 澤田 志功
松村 由樹子
加茂 幸子

授業概要 / Class Description 立体基礎A、またはBにおいて修得した立体造形の基礎感覚を、より発展させる形で授業を進める。
課題は「パブリックアート(公共彫刻)を提案し、そのマケット(立体模型)と設置景観図を制作する」。
各々が考える社会空間に対する「思い」を広い視野から探求し、それを「空間デザイン」として自然環境や社会空間と融合させることで、その空間の魅力や価値がどのように高まるかを学ぶ。
使用素材は石粉粘土、テラコッタ粘土(素焼き)、滑石、木(木彫)その他などの中から各自の表現に適したものを選び、素材の特性、形態の持つ美しさ、手仕事の楽しさを学び、完成度の高い作品を制作する。
到達目標 / Goal 素材の特性を知る事で表現能力が高まる。パブリックアートの特性を制作を通して理解する事で、客観的なものの見方ができるようになる。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回オリエンテーション:授業内容・素材説明会
プランニング:アイデア出し
第2回プランニング① ラフスケッチ
第3回プランニング② 教員とプランニングの最終確認
第4回粘土模型(習作)の制作 水粘土等による立体シュミレーション
第5回本制作① 各素材に分かれて作業
     モデリング:原型制作(粗付け)  
     カービング:鋸入れ作業
第6回本制作② 各素材に分かれて作業
     モデリング:原型制作(中付け)
     カービング:鑿による粗彫り作業
第7回本制作③ 各素材に分かれて作業
     モデリング:原型制作(細部付け)  
     カービング:鑿による中彫り作業(1)
第8回本制作④ 各素材に分かれて作業
     モデリング:テラコッタ 原型完成・乾燥と焼成の準備
           石粉粘土 仕上げ作業
     カービング:鑿による中彫り作業(2)
第9回本制作⑤ 各素材に分かれて作業
     モデリング:テラコッタ 焼成期間・異素材制作(1)
           石粉粘土 修正作業
     カービング:鑿、彫刻刀による細部彫り作業(1)
第10回設置景観図について詳細説明
本制作⑥ 各素材に分かれて作業
     モデリング:テラコッタ 焼成期間・異素材制作(2)
           石粉粘土 ヤスリかけ作業
     カービング:鑿、彫刻刀による細部彫り作業(2)
第11回本制作⑦ 各素材に分かれて作業
     モデリング:テラコッタ 焼成後修正作業
           石粉粘土 仕上げ作業
     カービング:ヤスリによる仕上げ作業
第12回本制作⑧ 各素材、着彩作業
第13回本制作⑨ 作品写真撮影
     設置景観図を作成
第14回講評会
授業形式 / Teaching Method 制作した作品について講評を行い、必要に応じてコンセプト等についてのディスカッションも行う。
評価方法 / Evaluation ・評価方法:A(S)~C・E評価
・評価の基準:作品70%、受講態度30%の割合とする。
教科書等 / Textbook 毎回の授業前までにクラスルームに掲示する。
準備学習 / Preliminary study 身近にどのようなパブリックアートがあるか調べ観賞し、その材質と技法について調べておくこと。
担当教員問合せ先 / Office to contact 基礎造形研究室(D11)
備考 電動工具や刃物類を扱う場合、動きやすい作業着で授業に臨む事。また、髪の長い者は後ろで一つにまとめること。