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講義名 ツアー企画と旅行実務
(副題)
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 2学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Tour Planning and Tour Operations
学部・学科 国際文化学部国際文化・観光学科

担当教員
氏名
◎ 星野 正文

授業概要 / Class Description 企画とはなにか? 旅行においての企画とは、「思い付き」や「インスタ映え」ではなく、地域の持つ魅力に共感し、価値を創造する。想定する旅行者の求めるものを新たな視線で具体化していくこと、と考えてみる。コロナを乗り越えて復活する観光業界にあって、君たちの活躍するシーンは限りなく広がる。この講義では、グループワークを通して、インバウンドツアーの作成、プレゼンテーションをおこなう。また、国交省運輸局主催の企画コンテストへの応募も予定。(例年、2月初旬に出場)
到達目標 / Goal 1.君たち自身がグループワークにより魅力あるツアーを作成、説得力のあるプレゼンテーションをおこなうことができる。
2.その過程で、習得すべき知識・情報の処理・対応の方法を知ることができる。
また、実際に旅行業界と関連業界が取り組む課題解決を学び、企業、そしてそこに働く先輩たちの「思い」を感じとることにより、これから君たちが実践すべき姿勢、必要とされる能力を具体的に学ぶ。
3.地域の伝統、文化、暮らし、そこに伝えるべき価値を見出すことができる。
4.グループワークを実践することを通して、リーダーシップ、コミュニケーションそしてプレゼン能力を鍛える。
実務経験 / Business Experience 1977年、(株)ジャルパックに入社。空港旅客、ツアー添乗をはじめとして本社における予約管理・営業企画、国内・海外支店における手配、営業、ツアー企画業務に就く。
また、日本航空旅客販売会社ジャルセールスにおいて海外旅行販売グループ長として販売・予約業務にあたる。
定年退職後は、旅行業協会委嘱委員、専門学校・大学・企業における旅行業務全般、および旅行業務取扱管理者試験関連の教育・研究に携わる。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回オリエンテーション「企画とは何か?」
【事例研究】駅からハイキング、昨年までの作品
第2回旅行の多様性
【事例研究】手配旅行(あ・える倶楽部)企画旅行(はとバス)
【グループワーク】グループの決定。リーダーの選出
第3回インバウンド・ツアーを知る①
【事例研究】インバウンド(フリープラス、ウォーク・ジャパン)
【グループワーク】企画の方向性、各自の体験の共有
第4回インバウンド・ツアーを知る②
【事例研究】訪日旅行者消費動向調査
【グループワーク】訴求したいコンテンツとターゲット
第5回インバウンド・ツアー企画とは?
【事例研究】広域関東学生インバウンド旅行企画コンテスト概要
【グループワーク】ツアーに求められるもの
第6回ツアー作成の基礎
【事例研究】雪国観光圏、うたのぼり、温泉再生
【グループワーク】いま、表現したいもの
第7回ツアーの造成①テーマ、ストーリーの決定
【事例研究】日本遺産①
【グループワーク】過去作品の分析と評価
第8回ツアーの造成②ルート、コンテンツの選定、深掘り
【事例研究】日本遺産②
【グループワーク】ツアー・アウトラインの設定
第9回ツアーの造成③作品概要の検討
【事例研究】
【グループワーク】ツアー・アウトラインの設定
第10回ツアーの造成④ツアー詳細
【事例研究】
【グループワーク】観光素材、2次交通の調査
第11回プレゼンテーション
【事例研究】
【グループワーク】プレゼン原稿の作成、所要時間確認
第12回【グループワーク】リハーサル練習
企画概要書、旅程表作成
第13回【グループワーク】プレゼンテーションリハーサル
企画概要書、旅程表作成
第14回【グループワーク】最終プレゼンテーション
企画概要書、旅程表の提出
授業形式 / Teaching Method ツアー企画作成については、授業時間外でのグループワークが基本となる。
授業においては、企画素材である伝統的・地域的な日本の魅力を考える。また、過去の受賞作品などから、広い視野、新しい視点について学ぶ。
最終目標として、魅力あるプレゼンテーションをグループとしておこなうための練習、相互評価を実施する。
評価方法 / Evaluation 評価方法:A(S)~C・E評価。
評価の基準:授業参加度 20%、成果物・プレゼン 80%。
教科書等 / Textbook 必要な資料、教材はクラスルームを通して配布する。
準備学習 / Preliminary study ネット、テレビ、新聞などを通して、旅行企画の材料となる観光資源、イベント、交通機関などについて広範な情報に接すること、トレンドに敏感であることが望まれる。
授業時間外におけるグループワークが円滑になるよう工夫されたい。
担当教員問合せ先 / Office to contact 国際文化・観光A研究室(D44)
備考 グループワークについては、積極的な授業時間外の活動が必要となる。
国交省による「広域関東学生インバウンド広域観光周遊ルート旅行企画コンテスト」への参加を予定。
昨年度コロナにより中止となったが、一昨年は、5チームがエントリーして、全員が2次審査(ベスト12)を突破、最終プレゼンテーションで、3位および、奨励賞を獲得した。(下記リンク参照)
http://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/kankou/kankou/contest/final/index.html