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講義名 デザイン文化論
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 2学年
必修・選択 必修
講義名(英文) Design and Culture
学部・学科 国際文化学部国際ファッション文化学科

担当教員
氏名
◎ 下山 かおり

授業概要 / Class Description ファッションデザインを行う上で必要な基礎知識とファッションの背景にあるデザイン文化について講義する。特にモダンデザインの成り立ちとファッションデザインへの影響について触れ、現代的な服装が成立していく過程について講義する。
到達目標 / Goal デザインを文化史的に理解することができる。また、概論を学んだ上でファッション商品の企画書を作成し、デザインの広がりについて学ぶ。ファッションデザインの基礎知識を習得し、商品企画マップを制作することができる。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回デザインと装飾
デザインの意味、デザインの抱える問題について考察する。「装飾」と「デザイン」についての違いを考える。
第2回モダン・デザインについて
ウィリアム・モリスのアーツ&クラフツ運動に始まるモダン・デザインについて学ぶ。
第3回模倣とデザインについて
すべてのデザインは模倣から始まると言える。模倣とコピーは根本的に異なるが、何がどう違うのか考える。
第4回ファッションにおける美学①
美学は感性学でもある。古代ギリシアの美学に始まり、身近な美術品まで、作品に触れながら「美」の定義、種類について学ぶ。
第5回ファッションにおける美学②
審美性を考慮したデザイン・スタイリングについて考える。方向性や対比の錯視などについても触れる。
第6回文様とファッション①
西洋の文様について学ぶ。古代エジプト、ギリシア、オリエントの文様などについて学ぶ。
第7回文様とファッション②
日本の文様について学ぶ。有職故実に見られる文様、着物に見られる吉祥文など日本の伝統的な文様について学ぶ。
第8回アール・ヌーヴォーの美とファッション
アール・ヌーヴォー時代の美とファッションについて学ぶ。
第9回アール・デコの美とファッション
アール・デコ時代の美とファッションについて学ぶ。
第10回コレクション最新トレンド
ニューヨーク、ロンドン、パリ、ミラノの各都市のコレクション最新情報について知る。
第11回ジェンダーとファッション
「男らしさ」「女らしさ」とファッションについて考える。その上で、「自分らしさ」とは何かを考える。
第12回「サプール」
コンゴ共和国にある、おしゃれで優雅な紳士協会「サプール」のファッション哲学、ダンディズムについて学ぶ。
第13回ファッション商品企画①
オリジナルブランドの企画・立案。
オリジナルブランドのコンセプトについて考える。
第14回ファッション商品企画②
オリジナル・ブランドの商品企画マップを作成する。
評価方法 / Evaluation ・評価方法:A(S)~C・E評価
・評価の基準:授業態度40%、課題60%
教科書等 / Textbook 授業内で資料等を配布
準備学習 / Preliminary study 日ごろからファッションだけでなく、身の周りの日用品や建築などにも興味を持ち、デザインへの意識を高めてほしい。また、積極的に美術館、博物館等を見学し、「美」や「文化」についての見識を深める姿勢でいてほしい。配布資料を事前に読んだり、参考図書に目を通しておくと良い(1時間程度)。
担当教員問合せ先 / Office to contact 服装社会学研究室(A064)