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講義名 ヘアメイク
(副題)
講義開講時期 後期 講義区分 演習
基準単位数 2
校地 2学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Hair Styles and Makeup
学部・学科 国際文化学部国際ファッション文化学科

担当教員
氏名
◎ 不破 裕幸
長谷川 新

授業概要 / Class Description メイクアップの基本からヘアアレンジまでトータル的に実習を中心とした授業で知識とテクニックを学ぶ。
また、ネイルや浴衣の着付けなど実際に相モデルでのレッスンにより手の動きを学ぶ。
そして、感性を豊かにする為に、美意識の根を知り、ものの見方を鋭くし、発想力を鍛える。
授業最後の相モデルでのメイクアップ、ヘアアレンジの作品発表やファッションショー等に対応出来る独創性を身に付ける。
到達目標 / Goal メイクアップの基礎から舞台メイク、特殊メイク等を学び、それぞれの違いを確認する事によりTPOに合わせた表現が出来る。
ファッションとヘア、メイクのトータルでのバランス力や構成力を学び、センスアップが出来る。
相モデルでメイクアップ、ヘアアレンジ、ネイルをトータルで学ぶ事により、ファッションショー等での要求に対し応用することが出来る。
実務経験 / Business Experience 不破 裕幸
イブニングスタイル・カットコンクールなど数々の賞を受賞。銀座の美容室に25年間在籍。
日本アカデミー賞授賞式や数々のドラマなどTV、映画、CM、ブライダル、着物雑誌で女優さんのヘアメイク、着付けを担当。
また、デザイナー三宅一生のファッションショーのヘアメイクを担当。
現在でも和装のスタイルを得意とし、多くの現場で彼にしかできないスタイルがあると、技術にも定評がある。また、国内で活躍する一流のヘアメイクさんにヘアセットの講習も行っている。

長谷川 新
美容師として美容技術以外にも、過去にイタリア研修にてオペラ、絵画、クラシックといった『美』とは何か?を学ぶ。その後2年間ニューヨークで美容師として働き、帰国後、大手企業のアカデミーサロンのディレクターとして、毎年、約60名の若手美容師を指導してきた。自分自身の鮮度を保つため、クリエイティブチームに所属し、広告撮影やヘアーショーに参加してきた。
その他、外部活動講師として福島〜大阪間の色々な美容室にて、美意識開発の講習や教育者を育てる講習をメインに行っていた。現在はスタイリストとして美容室に勤務している。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回◎メイクアップ全般の基礎知識<講義>
メイクアップの意義、男女のスキンケア、メイク用品、メイク道具等について解説
◎マッサージ<講義><実習>
メイクアップ前のフェイスマッサージの重要性と手法を知る。
自分の顔で、実際にフェイスマッサージをし理解する。
第2回◎ヘア<講義>
「ヘアケアの基礎知識、ヘアデザインの基礎を学ぶ」
100年のファッション歴史の外観から多様化の根拠を知り、現在の“時代感”を知る。
一流のビジュアルを参考に曖昧な用語を理解できる様にする。
◎ヘア<実習>
「ヘッドマッサージや正しいヘアケアの方法を学ぶ」
第3回◎ナチュラルメイクアップ①<講義><実習>
女性メイク、男性メイクについて 
年代別メイクについて 時代別流行メイクについて
基本的なメイクの正しい手順と実践、自分の顔を使ってメイクをする。
第4回◎ナチュラルメイクアップ②<実習>
コントロールカラー、ファンデーション、コンシーラの使い方、使用する製品、方法別の仕上がり違いについて学ぶ。
自分の顔を使って、肌トラブルの修正方法を実践にて学ぶ。
第5回◎ナチュラルメイクアップ③<実習>
眉の整え方(染め方)、アイメイク、チーク、リップ
実際に自分の眉を染めたり(染めたい方だけ)基本のバランスのとり方で眉カットをする。
また、ちょっとの違いで、どう変化するのかを学び、自分の顔で実践する。
第6回◎ネイル<講義><実習>
ネイルケア、爪の整え方、甘皮の処理の方法、アートネイル、ネイルチップの作成
ハンドマッサージから、キレイな手を保つ為の正しいセルフケアを学ぶ。
自分が普段使っているネイル用品を持参してもらい、自分の爪で実践する。
第7回◎ヘア<講義>
5つのキーワードで把握するデザインイメージワード
美意識の核と幅を知り、イメージの構造を理解する
ヘア基礎技術<実習>
イメージに合わせた基本的な編み込み、アイロンコテのアレンジ方法
相モデルで、相手のヘアをデザインする。
第8回◎特殊メイクアップ<実習>
傷、あざ、火傷等をリアルに見せるメイク法
ドラマや映画でどういったタイミングで、特殊メイクをしていくかを学ぶ。
実際に自分の手や顔で、傷やあざ、火傷等、施術してもらい学ぶ。
第9回◎タレントメイクアップ、トレンドメイク<実習>
ドラマ、バラエティー番組、雑誌、ファッションショーのメイク方法の違い
流行を取り入れたメイクアレンジ
その時の流行りのカラーやメイク技法を知り、自分の顔で実践して学ぶ。
第10回◎舞台メイクアップ<実習>
舞台用ファンデーション、つけまつ毛、ウイッグの使い方、ライティングによる発色について
最後チェキで撮影会をして、ライティングや写真を撮った時に、実際と写真を通じてどうメイクが変化するのかを知り学ぶ。
白塗りも含め、舞台にメイクの基本を学び自分の顔で実践する。
第11回◎ヘア<講義><実習>
類似と対比、2大要素を使いこなす方法をマスターする。アイディアの考え方を知るのと、一流ビジュアルの分析を通して柔軟な発想法を身につける訓練。
◎ヘア実技<実習>
イメージカテゴリーに合わせたヘアデザインづくり。言葉を形にでき、形を言葉に出来るようにする。
第12回◎冠(成人式)の振袖の着付け、メイクアップ、ヘアスタイルの常識<講義><実習>
学生の中からモデルを選び実際に着付けをして、工程を学ぶ。
パーティー用メイクアップ、ヘアアレンジ<実習>
目的、場所、時間による仕上げ方の違い
第13回◎作品発表に向けテーマ決め<実習>
作品発表にむけて、相モデルを組み、やりたいイメージやテーマから、メイクアップ、ヘアアレンジで表現する。その為に必要な道具や技術の見直しをする。また、実際に時間を計り自分の技術スピードを理解する。
第14回◎ヘアとメイクを自分がクリエイトした作品作りと発表<相モデル実習>
1時間という限られた時間で、今までの学びから、アート性、デザイン性の高い作品作りを時間内で表現する。自分の感性を最大限に活かしチャレンジする。
評価方法 / Evaluation ・評価方法:A(S)~C・E評価
・評価の基準:試験・課題レポート30%、授業への意欲・参加度70%
教科書等 / Textbook プリントを配布する。
準備学習 / Preliminary study 実習メインの授業が多いので普段使用しているメイク道具が必要。
また使った事が無い方は、授業を通じて買い揃える人もいる。
基本的には日常の用品でワンランク、ツーランク上のメイクアップを目指すため、事前にどんなメイク道具、プロダクト、また、ヘアに関しての道具がどんな物があるかを知っておくこと。
担当教員問合せ先 / Office to contact 国際ファッション研究室(D47)