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講義名 博物館概論
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 2学年
必修・選択 必修
講義名(英文) General Study of Museum
学部・学科 服装学部ファッション社会学科

担当教員
氏名
◎ 田中 直人

授業概要 / Class Description 本講義は、博物館学芸員養成課程に定められた必修科目の最初に位置付き、博物館学論・博物館論に加え、博物館に関する制度や発達の歴史、地域社会との関わりや博物館の抱える課題などについて解説を行う。現代の博物館の姿とその成り立ちについての理解を深めることで、今後3年をかけて進むこととなる養成課程の基礎を学ぶ。
到達目標 / Goal 博物館に何が期待されているか、またそれを果たすには何が必要かについて考えるための基礎知識を得ることができる。
またそれら知識の上に立って自身の頭で考えることが、今後3年間の学芸員養成課程における継続的な課題であることが理解できる。
実務経験 / Business Experience 文化学園服飾博物館にて博物館業務を兼務。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回博物館学論〔1〕▼ 博物館学の目的と構成
第2回博物館学論〔2〕▼ 博物館学の学問領域と研究手法
第3回博物館論〔1〕▼ 博物館に関する定義とその果たすべき目的
第4回博物館論〔2〕▼ 博物館の分類と施設・設備
第5回博物館制度〔1〕▼ 博物館を取り巻く制度
第6回博物館制度〔2〕▼ 博物館の職員構成
第7回博物館制度〔3〕▼ 博物館の財政
第8回博物館発達史〔1〕▼ 博物館の萌芽と前近代の博物館
第9回博物館発達史〔2〕▼ 近代市民社会における博物館
第10回地域社会と博物館〔1〕▼ 社会教育の拠点としての博物館
第11回地域社会と博物館〔2〕▼ 地域住民が求める博物館の姿
第12回地域社会と博物館〔3〕▼ 地域コミュニティと博物館の教育活動
第13回現代博物館の課題〔1〕▼ 博物館法、博物館政策における課題
第14回現代博物館の課題〔2〕▼ 博物館経営と評価における課題
評価方法 / Evaluation 評価の方法:A(S)~C・E評価
評価の基準:レポート40%、提出物30%、授業態度30%
教科書等 / Textbook 大堀哲・水嶋英治編著『博物館学Ⅰ』(学文社)
準備学習 / Preliminary study 授業前に教科書の該当ページを一読しておくこと。(1時間程度)
博物館や美術館に積極的に通い、チラシや資料などを集め、展示に関する理解を深めておくこと。
担当教員問合せ先 / Office to contact 和装文化研究所/博物館学研究室(F43)