回 | 内容 |
第1回 | イントロダクション 服装・ファッション研究における社会科学的アプローチの意義と必要性について言及し、学問としての展望について考える。 |
第2回 | 着装行動とミクロ社会学の応用 服装、ファッションン、流行を扱う際に、自己(個人)と他者との関係性から理解することと、その関連セオリーについて概説する。 |
第3回 | 服装研究における行為理論の理解① M. ウェーバーの行為理論を概観し、社会学の基本概念としての「行為」を理解する。 |
第4回 | 服装研究における行為理論の理解② 社会行動を説明する一般命題について述べ、その延長線で人々の着装行動をとらえてみる。 |
第5回 | 社会的交換理論の概観 主にミクロ的社会的交換理論について概説し、着装行動研究へのアプローチや解釈方法について理解する。 |
第6回 | 社会的交換としての服装と流行① 服装を媒介にした、または流行の採用などを社会的交換理論の立場から解説する。 |
第7回 | 社会的交換としての服装と流行② ソーシャルステータスや勢力・非強制的勢力の形成における人々の関わり方と着装行動の関連性について考える。 |
第8回 | 自己と他者と服装① 特にG.H. ミードの自己概念を援用、概説し、主我と客我による個々人の着装行動との関連性を考える。 |
第9回 | 自己と他者と服装② E. ゴッフマンの「行為と演技」について概論し、自己呈示における服装の役割について考察する。 |
第10回 | 服装とシンボリック相互作用① 人々の相互作用過程において、服装はどのように関与し、いかに解釈されうるのかについて考える。 |
第11回 | 服装とシンボリック相互作用② 個々人の間、または外界との相互作用の中で象徴的意味付与により新たな行動基盤を作る上で、服装の関わり方について考察する。 |
第12回 | 身体とファッションの問題① 服と身体のかかわり方について再考し、ファッション研究における身体の捉え方を考える。 |
第13回 | 身体とファッションの問題② 昨今の「ファッション化した身体」について解説し、今日的ファッションのあり方や解釈について議論する。 |
第14回 | 個人の行為、自己と他者、相互作用における着装行動について総括的に解説する。 |