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講義名 服装社会・文化特論Ⅰ
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 1学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Advanced Study of Fashion Sociology and Culture Ⅰ
学部・学科 大学院生活環境学研究科被服学専攻(博士前期課程)

担当教員
氏名
◎ 田中 里尚

授業概要 / Class Description 本講義では、日本というフィールドを対象としながら、様々なファッションの現象の歴史的展開と、その結果生じた流行、態度、価値意識、規範の具体的様相について、諸史料や文献を参照しながら、重要な問題を提起するよう講義する。
到達目標 / Goal 日本というフィールドの近代以降の服飾およびファッションを軸とした社会史について理解を深め、歴史事象を社会学的に観察する方法を習得することを目標とする。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回日本のファッション史の研究史の概略を講義する。
第2回幕末・明治期における服装問題について、和と洋の摩擦と受容という側面から講義する。
第3回大正期における服装問題について、メディアの発展史という側面から講義する。
第4回昭和戦前期における服装問題について、洋装化の進展という側面から講義する。
第5回戦中・戦後期における服装問題について、合理化の進展という側面から講義する。
第6回戦後復興期における服装問題について、ファッション化の進展という側面から講義する。
第7回高度経済成長期におけるファッション問題について、若者ファッションの興隆という側面から講義する。
第8回1970~80年代におけるファッション問題について、高級化と価値転倒という側面から講義する。
第9回1990年代におけるファッション問題について、ストリートスタイルの完成という側面から講義する。
第10回2000年代におけるファッション問題について、ジェンダーの角逐という側面から講義する。
第11回2010年代におけるファッション問題について、日用品化とグローバリゼーションという側面から講義する。
第12回2020年代におけるファッション問題について、環境問題の深刻化という側面から講義する。
第13回2020年代におけるファッション問題について、アパレル企業の苦境とSNS文化の広がりという側面から講義する。
第14回講義全体を振り返りながら、重要な論点を整理し、再説しながら問題点を深化させる。
授業形式 / Teaching Method 講義科目ではあるが、理解度を確認するために、確認のためのミニレポートを随時課し、復習時間に取り組む。また、その取り組んだ内容を次回の講義の前に、口頭で報告してもらい、教員とのコミュニケーション、理解内容についてのフィードバックを行うことで、主体的に講義へと参加する意欲を活性化させる。
評価方法 / Evaluation 評価方法:A(S)~C・E評価
評価の基準:中間課題40%、最終課題30%、ディスカッション、ミニレポートなどの意欲・参加度30%
教科書等 / Textbook とくに指定しない。参考文献については授業内で指示し、必要な資料は毎回プリントを配布する。
準備学習 / Preliminary study ①授業内で提示されたテキスト等の当該箇所を読み、知識等を理解する(1時間×13回)
②授業内で理解した知見を、再度テキストの当該箇所を読むことで、定着させる(1時間×14回)
③定着した知見をつかって、課題を行う(2時間×14回)
担当教員問合せ先 / Office to contact 服装社会学研究室(A064)