シラバス参照

印刷
講義名 服装史特論
(副題)
講義開講時期 後期 講義区分
基準単位数 2
校地 1学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Advanced Study of Fashion History
学部・学科 大学院生活環境学研究科被服学専攻(博士前期課程)

担当教員
氏名
◎ 石上 美紀

授業概要 / Class Description  本講では、特に近世以降の服装の歴史を学ぶ。また、歴史を学ぶことが現代社会を理解する一助となるという視点に立ち、服装・ファッションを多角的な視点で捉える方法論の習得を目指す。授業の進め方としては、その都度提示する資料を予習し、その中から抽出された内容と共にテーマに沿って解説する。講義内容は、歴史だけではなく最新情報にも留意するため、詳細は変更の可能性がある。
到達目標 / Goal  歴史服という史実(服の形)を習得するだけでなく、文化的・社会的背景と共に服装やファッションを捉える視座を養うことによって、それらに内包される多義的な意味を把握し、多様な研究方法についての理解を深めることができる。
実務経験 / Business Experience 非常勤講師:文化学園大学短期大学部「ファッション史」担当・文化服装学院「ファッション史」担当・駒沢女子大学「服装の美意識」担当・実践女子大学「ファッション文化論」・実践女子大学短期大学部「ファッション文化史」担当
授業計画 / Class schedule
内容
第1回オリエンテーション 歴史を学ぶ意義について
第2回16世紀の服装 絶対王政と貴族社会のファッション
第3回17世紀の服装 バロック様式とファッション
第4回18世紀の服装 ロココ様式とファッション
第5回18世紀末~19世紀初頭 フランス革命前後の服装 政治的・社会的背景とファッション
第6回19世紀 1820~30年代の服装 ロマン主義とファッション
第7回19世紀 1840年代~80年代の服装 産業的発展とファッション
第8回19世紀後期から20世紀初頭 アール・ヌーヴォーとファッション
第9回19世紀後期から20世紀初頭 ジャポニスムとファッション
第10回1920年代の服装 アール・デコとファッション
第11回20世紀前半の服装 俯瞰的に見る現代ファッションの動向①
第12回1970年代の服装 民族服とファッション
第13回20世紀後半の服装 俯瞰的に見る現代ファッションの動向②
第14回総括 「歴史」を学ぶことの意義を再考する
評価方法 / Evaluation ・評価方法:A(S)~C・E評価
・評価の基準: 授業への意欲、参加態度40% ミニレポート20% 最終レポート40%
教科書等 / Textbook 毎回、次週のテーマに合わせた課題を提示し、当日に授業のレジュメを配布する。
準備学習 / Preliminary study 各回のテーマについて予め課題を出すので、問題意識をもって授業に臨む必要がある。(1~2時間程度)

担当教員問合せ先 / Office to contact 服装社会学研究室(A064)
備考 『増補新装 カラー版 世界服飾史』 監修 深井晃子/美術出版社 を予め読んでおくと授業の内容が理解しやすい。