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講義名 国際関係と現代アメリカ特論
(副題)
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 1学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Advanced Studies in International Relations and Contemporary America
学部・学科 大学院国際文化研究科国際文化専攻(修士課程)

担当教員
氏名
◎ 中沢 志保

授業概要 / Class Description 政治・軍事・経済・文化のどの側面においても、国際社会の中で大きな影響力を持ち続けるアメリカ合衆国に焦点を合わせ、同国の政治・外交を国際関係の枠組みの中で位置づける。
到達目標 / Goal 1.文献読解や議論などを通して、アメリカ合衆国の主な対外政策の概略を理解できる。
2.対外政策が、国際関係や国内情勢と密接に関連することを確認できる。
3.柔軟な発想を持ち、自身の研究テーマに応用する姿勢を持つことができる。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回オリエンテーション: 本講義の内容を把握し、到達目標を確認する。
第2回モンロー・ドクトリン: 19世紀前半期の国際関係の中で位置づける。
第3回リンカーンの対外戦略: 奴隷解放宣言を外交の視点から理解する。
第4回米西戦争: アメリカが国際社会に進出した「起点」を確認する。
第5回棍棒外交: セオドア=ローズヴェルトの対中南米外交を確認する。
第6回大西洋憲章: フランクリン=ローズヴェルトとチャーチル英首相の戦後構想と国連発足の関係を確認する。
第7回「平和のための原子力」: アイゼンハワーによる原子力平和利用提案の意図を確認する。
第8回「パックス・アメリカーナ」(1): 「アメリカによる平和」の発想
第9回「パックス・アメリカーナ」(2): 「アメリカによる平和」の破綻
第10回ニクソン・ドクトリン: ヴェトナム戦争の影響とアメリカ外交の変化を確認する。
第11回カーター・ドクトリン: 「人権外交」とは何か?
第12回9.11とイラク戦争: 「先制攻撃」に正当性はあるか?
第13回アメリカの「分断」と「統合」: トランプ政権からバイデン政権への移行のプロセスを確認し、アメリカ社会が直面する深刻な問題の背景を知る。
第14回「私のアメリカ論」: レポートに向けた準備を行う。
授業形式 / Teaching Method 毎回の授業でのテーマに関して、教員と学生あるいは学生間でディスカッションを行う。
評価方法 / Evaluation 評価方法: A(S)~C・E評価
評価の基準: レポート50%、授業態度50%
教科書等 / Textbook 教科書等は指定しない。
参考文献は授業中に提示する。
準備学習 / Preliminary study 毎回のテーマにおける基礎的な情報を入手しておくこと。
担当教員問合せ先 / Office to contact 国際文化・観光A研究室(D44 )