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講義名 アメリカ文化研究
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 1学年
必修・選択 選択
講義名(英文) American Cultural Studies
学部・学科 大学院国際文化研究科国際文化専攻(修士課程)

担当教員
氏名
◎ 中沢 志保

授業概要 / Class Description アメリカ史において重要な役割を果たした演説文や声明文などを読む。それらが発表された時代を象徴するような文章を選び、原文を確認しながら読みたい。その作業を通して、アメリカ社会のもつさまざまな文化的特徴を抽出していきたい。
到達目標 / Goal 1.文献読解を通じて、アメリカ社会の特質を見出す姿勢を持つことができる。
2.文献の内容を、時代や他地域との関連という側面から把握できる。
3.柔軟な発想を持ち、自身の研究テーマに応用する姿勢を持つことができる。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回オリエンテーション: 本講義の内容を把握し、到達目標を確認する。
第2回独立宣言: アメリカ独立革命の意味を考え、独立宣言を読む。
第3回リンカーン(1): アメリカ=メキシコ戦争の概要を理解し、リンカーンの反戦演説を読む。
第4回リンカーン(2): 南北戦争の概要を理解し、有名なゲティスバーグ演説を読む。
第5回ウィルソン(1): 第一次世界大戦に参戦したアメリカの立場を確認し、「戦争教書」を読む。
第6回ウィルソン(2): 「14カ条」を読み、アメリカの「国際主義」の意味を確認する。
第7回フランクリン・ローズヴェルト(1): 就任演説を読み、大恐慌の時代を知る。
第8回フランクリン・ローズヴェルト(2): 「四つの自由」演説を読み、アメリカの戦後構想を読み取る。
第9回公民権運動(1): アメリカ社会を激変させた1960年代に注目し、キング牧師の「私には夢がある」演説を読む。
第10回公民権運動(2): キングとは異なる立場から運動を展開したマルコムX の演説「投票か、弾丸か」を読む。
第11回ブッシュ・ドクトリン: 9.11後におけるアメリカの行動を確認する。
第12回ヘンリー・キッシンジャーら「4賢人」の論文: オバマ演説との関連を確認しながら読む。
第13回「核のない世界」演説: オバマのプラハ演説を読み、現代社会が抱える問題点を確認する。
第14回私の「アメリカ文化論」: レポートに向けた準備を行う。
授業形式 / Teaching Method 毎回の授業でテーマを設定し、そのテーマに関して、教員と学生あるいは学生間でディスカッションを行う。
評価方法 / Evaluation 評価方法:A(S)~C・E評価
評価の基準:レポート50%、授業態度50%
教科書等 / Textbook 教科書等は指定しない。
参考文献は授業中に提示する。
演説文などはすべて、教員が配布する。
準備学習 / Preliminary study テキストは事前によく読み、理解しておくこと。
担当教員問合せ先 / Office to contact 国際文化・観光A研究室(D44 )