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講義名 コミュニティ心理学論
(副題)
講義開講時期 通年 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 1学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Study of Community Psychology
学部・学科 大学院国際文化研究科国際文化専攻(修士課程)

担当教員
氏名
◎ 安永 明智

授業概要 / Class Description コミュニティにおける健康づくりを生態学的視点から捉えるために必要な理論や知識を修得する。そして、それらを活かした健康支援の方法について学修する。また、事例の検討を通じて、コミュニティの持つ力をどのように健康づくりに活用していくのかについて理解を深める。
到達目標 / Goal ・コミュニティの健康づくりに必要な理論や知識を理解し、説明できる。
・心理学の理論や知識をどのようにコミュニティの健康づくりに活用していけるかを理解し、説明できる。
・コミュニティのQOLを向上させていくための支援方法を提案できる。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回コミュニティ心理学の定義及びその歴史
第2回コミュニティの概念とその役割:コミュニティの概念とその変化/コミュニティが抱える諸問題
第3回コミュニティと健康①:地理・建造環境、都市構造と健康・健康行動/Age-Friendly City/Compact City Policies
第4回コミュニティと健康②:社会経済的状況と健康・健康行動/社会格差と健康格差
第5回コミュニティ心理学の基本概念①:ソーシャル・サポートの理論的基盤、測定方法
第6回コミュニティ心理学の基本概念②:ソーシャル・キャピタルの理論的基盤、測定方法
第7回コミュニティ心理学の基本概念③:予防的介入の考え方[一次予防、二次予防、三次予防]
第8回コミュニティ心理学の基本概念④:自助・共助・公助の考え方
第9回コミュニティ心理学の基本概念⑤:エコロジカル・アプローチ
第10回コンサルテーション[異なる専門職間での連携・協力]
第11回コミュニティが抱える問題への健康心理学的介入事例の検討①
第12回コミュニティが抱える問題への健康心理学的介入事例の検討②
第13回コミュニティが抱える問題への健康心理学的介入事例の検討③
第14回コミュニティが抱える問題への健康心理学的介入プログラムの立案
評価方法 / Evaluation 評価方法:A(S)~C・E評価
課題・レポート100%
教科書等 / Textbook 指定なし、適宜プリントを配付する。
準備学習 / Preliminary study ・次回の授業で使用するプリントは事前に配付するので、授業までに必ず精読しておくこと。
・与えられた課題について下調べをする等の事前準備をして授業に参加すること。
担当教員問合せ先 / Office to contact 応用健康心理学研究室(F46)
備考 ・日頃から新聞等を読み、コミュニティが抱える問題について関心を持っておくこと。

本授業の理解を深めるために役立つ参考図書を挙げておく。
・「社会疫学 <上・下>」イチロー・カワチ、大修館書店