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講義名 美術
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 1学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Fine Art
学部・学科 服装学部 ファッションクリエイション学科

担当教員
氏名
◎ 岡島 奈音

授業概要 / Class Description 美術は社会のあらゆる場面に浸透し、私たちの生活・文化に幅広い影響を与えている。日本及び西洋の過去の美術作品について学ぶことは、一人ひとりが持つ「美」という概念の枠組みを拡げ、作品制作や研究に資するところが大きい。この授業では、古代から現代に至る日本美術・西洋美術の歴史を概説する。
到達目標 / Goal 日本美術史・西洋美術史の基礎的な知識を習得する。具体的には、日本およびヨーロッパで生まれた主要な美術作品について知り、それぞれの地域の美術が辿った歴史的変遷の概要を自身の言葉で語れるようになる。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回ガイダンス:過去の美術作品および美術史について学ぶ意義を説き、授業の進め方や評価方法ついて説明する。
日本美術①奈良時代:日本に仏教が伝来した奈良時代における美術の流れを、法隆寺や東大寺の仏像から解説する。
第2回日本美術②平安時代:貴族が支援した平安時代の美術の流れを、定朝の仏像や絵巻物から解説する。
第3回日本美術③鎌倉・南北朝時代:武士の台頭によって現実的な意識が芽生えた鎌倉時代の美術の流れを、慶派の仏像や仏画、絵巻物から解説する。
第4回日本美術④室町・桃山時代:武士がパトロンとなった室町・桃山時代の美術の流れを、水墨画や金碧障壁画から解説する。
第5回日本美術⑤江戸時代初期:庶民文化や江戸文化が芽生えた江戸時代初期の美術の流れを、琳派作品や浮世絵から解説する。
第6回日本美術⑥江戸時代中・後期:平穏な社会情勢を背景に多様な画派が花開いた江戸時代中・後期の美術の流れを、諸派の絵画作品から解説する。
第7回日本美術⑦近・現代:西洋美術に影響を受けた近・現代美術の流れを、日本画・洋画の主要作品から解説する。
第8回西洋美術①ギリシア・ローマ:古代ギリシア・ローマ美術の流れを、主要な彫刻作品から解説する。
第9回西洋美術②中世:キリスト教の教義を表現した中世美術の流れを、教会装飾や写本挿絵から解説する。
第10回西洋美術③ルネサンス:古代ギリシア・ローマ美術を手本として理想美を追求したルネサンス美術の流れを、三大巨匠らの絵画・彫刻作品から解説する。
第11回西洋美術④バロック・ロココ:躍動感に満ちたバロック様式、および典雅なロココ様式の美術の流れを、主要な絵画作品から解説する。
第12回西洋美術⑤近代:19世紀の西洋美術の流れを、新古典主義・ロマン主義・写実主義・印象主義の絵画作品から解説する。
第13回西洋美術⑥現代:20世紀の西洋美術の流れを、フォーヴィスム・キュビスム・ダダイスムなどの主要な絵画作品から解説する。
第14回総括:授業で学んだ、日本美術・西洋美術の内容を確認する。
評価方法 / Evaluation 評価の方法:A(S)~C・E評価
評価の基準:試験・レポート70% 授業への意欲・参加度30%
教科書等 / Textbook 指定なし
準備学習 / Preliminary study 特に事前学習の必要はないが、展覧会等に足を運び、実作品に接することを求める(約2時間)。
担当教員問合せ先 / Office to contact 和装文化研究所(F館4階 F43b)
備考 履修取消期間内にレポートを課す。期限後提出は不可。