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講義名 史学
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 1学年
必修・選択 選択
講義名(英文) History
学部・学科 造形学部デザイン・造形学科

担当教員
氏名
◎ 田中 直人

授業概要 / Class Description 古代の日本は、政治、経済、文化のあらゆる面において中国、朝鮮半島からの影響を強く受けており、これらの痕跡は多くの研究の蓄積によって現代を生きる我々も直接目にすることができる。本講義では、古代の日本を理解する材料としてこれら地域との交流を物語る資料を取り上げながら、密接な繋がりの下で歴史が推移した姿を見て行く。
毎回の授業で配布する文献史料や新聞記事、投影するスライド画像に触れながら、理解を深めて欲しい。
到達目標 / Goal 古代の日本が、現代も政治的、経済的に密接に関係し合う中国、朝鮮半島から先進的な要素を取り入れて成熟した事実を、その根拠となる資料解釈と併せて掴むことで、長きに渡る交流関係を立体視できるようになる。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回日本史における古代▼ 歴史の捉え方について
第2回先進文化の導入〔1〕▼ 古代における中国大陸、朝鮮半島、日本列島
第3回先進文化の導入〔2〕▼ 弥生の社会を変えたふたつの外来文化
第4回中国を中心とした国際社会〔1〕▼ 冊封体制と朝貢外交
第5回中国を中心とした国際社会〔2〕▼ 古墳時代における朝鮮半島への意識
第6回中国を中心とした国際社会〔3〕▼ 文字の移入と記された古墳時代の社会
第7回中国を中心とした国際社会〔4〕▼ 朝鮮半島政策の動揺
第8回様々な文物の伝来〔1〕▼ 仏教の伝来と受容過程
第9回様々な文物の伝来〔2〕▼ 聖徳太子と遣隋使
第10回中央集権国家の成立過程〔1〕▼ 飛鳥時代の政治と文化
第11回中央集権国家の成立過程〔2〕▼ 外来の先進知識と大化改新
第12回中央集権国家の成立過程〔3〕▼ 法に基づく政治の展開
第13回律令国家の政治〔1〕▼ 八世紀の政治と文化
第14回律令国家の政治〔2〕▼ 古代における東アジアと日本
評価方法 / Evaluation 評価方法:A(S)~C・E評価
評価の基準:要約文50%、ミニテスト20%、授業態度30%
教科書等 / Textbook 指定なし。
準備学習 / Preliminary study 授業テーマに関心を持ち、毎回提示される課題に取り組むこと。(1時間程度)
担当教員問合せ先 / Office to contact 和装文化研究所/博物館学研究室(F館43)
備考 ■履修上限人数:150人
履修登録学生が多い場合は抽選とする。