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講義名 宗教学
(副題)
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 1学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Religious Studies
学部・学科 国際文化学部国際文化・観光学科

担当教員
氏名
◎ 森 千夏

授業概要 / Class Description この授業では「宗教とは何か?」「どのような宗教があるのか?」「私たちが生きる現代社会と宗教にはどのような関係があるのか?」について考えていく。
世界には様々な民族があり、彼らの社会・生活・文化・考え方の基底には多くの場合宗教があるといえる。異なる民族の人々との共生がこれから益々求められる現代社会において、他者を理解し尊重する上で、宗教にかんする基本的な知識を身につけることは重要だろう。
授業では、物語、映画、絵画などの身近な宗教文化やニュース等を足がかりに、いくつかの主要な宗教の思想・歴史・文化のエッセンスを学習する。
受講生には、学びを通して自分と宗教とのかかわりを振り返る機会にし、普段から宗教に関する情報やニュースに関心を持ち、考えることを習慣づけて欲しい。
到達目標 / Goal 1.自分の宗教観と自国の宗教について説明できる
2.さまざまな宗教の思想・歴史・文化を理解し、それらの違いを説明できる
3.授業で取り上げた諸問題について主体的に思考し、自分の考えを述べることができる
授業計画 / Class schedule
内容
第1回オリエンテーション、宗教にかんするアンケート
第2回現代日本社会における宗教の現状と日本人の宗教観:個人・社会にとっての宗教の意味と役割を考える。
第3回暮らしの中に今も残る宗教的なもの:民俗信仰・アニミズム
第4回神話と神道:伝統的な儀礼、祭祀の基礎知識も確認する。
第5回日本における仏教:寺院・僧侶の地域における社会的活動の事例も取り上げる。
第6回宗教とツーリズム:巡礼、宿坊、修験道体験
第7回アジアの様々な宗教:仏教、ヒンドゥー教、道教、儒教
第8回ユダヤ教とキリスト教
第9回宗教と生命倫理・医療:医療の宗教化、安楽死・尊厳死、iPS細胞について考える。
第10回イスラム教
第11回宗教と政治、暴力:紛争、テロについて考える。
第12回ジェンダーとセクシュアリティの視点からみる宗教:人工妊娠中絶、同性愛について考える。
第13回宗教と芸術:絵画、音楽、文学、映画
第14回まとめ
評価方法 / Evaluation 評価方法:A(S)~C・E評価、評価基準:授業態度・小レポート (40%) 、試験またはレポート (60%)
教科書等 / Textbook 指定教科書はない。授業内に参考文献を適宜提示する。
準備学習 / Preliminary study ニュースや新聞の国際情勢や社会問題にかんする情報をチェックする。
担当教員問合せ先 / Office to contact 国際文化・観光A研究室(D44)
備考 受講状況に応じて授業計画・評価方法を変更する場合がある。変更する場合は授業内に説明する。