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講義名 日本語会話A
(副題)
講義開講時期 通年 講義区分 演習
基準単位数 2
校地 1学年
必修・選択 必修
講義名(英文) Japanese Conversation A
学部・学科 国際文化学部国際文化・観光学科

担当教員
氏名
◎ 畠山 理恵

授業概要 / Class Description  大学内外で遭遇するであろうさまざまな場面で、よりよいコミュニケーションができるようになることを目指して、話すこと・聞くことを中心としたコミュニケーションに関する観察・練習・演習を行う。
 講座前半(前期)では、入学年次の大学生活で必要となる聞き取り・伝達に焦点を当て、さまざまな活動を展開し練習する。講座後半(後期)では、コミュニケーションの相手や形態にさらにバリエーションを持たせ、より複雑で高度な対応ができるようになることを目指して、各種の練習・活動を展開する。

*授業計画に挙げた活動の時間配分・内容などは、履修生との相談・合意を経て変更する場合がある。
到達目標 / Goal ・標準的な発音による構造がはっきりした話であれば、要点が聞き取れる。
・聞いて理解したことを自分の言葉でとらえなおし、他者に伝えられる。
・その場面にふさわしい言葉や話し方を判断・選択し、使うことができる。
・関心のある分野においてトピックを設定し、そのトピックになじみがない人でも
 抵抗なく理解しついていけるような、まとまった話(発表)ができる。
・まとまった話(発表)をする際、聞く人を意識した事前準備や話しかたができる。
・まとまった話(発表)をする際、聞いている人の理解を助ける補助資料を用意し
 本番で有効に使うことができる。
・事前準備がなくても、身近な/一般的なトピックであれば、ある程度まとまった話
 (簡単なスピーチ)ができる。
・不意をつくものであっても、相手からの質問・反応・働きかけに
 ほぼ問題なく対処ができる。
・真摯に聞くまたは話すことを通じて、話し合いや議論に参加できる。
・すでに出た意見に触れながら、話し合いや議論の中で質問をしたり自分の意見を
 言ったりして、整合性のあるやりとりが展開できる。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回1年のスタートを切る:講座について知る。講座前半(前期)の授業の詳細を知る。クラスの人々を知る。クラスの人々に自分を伝える。
第2回要点をつかむ:ニュース動画を見て要点をつかむ。自分の言葉でまとめなおして他者に伝える。
よい聞き手になる、仲間をさがす・作る:よりよい聞き手になるためのポイントを考える・探し出す。よりよい聞き手になることを意識して会話してみる。
第3回要点をつかむ:ニュース動画を見て要点をつかむ。自分の言葉でまとめなおして他者に伝える。
よい聞き手になる、仲間をさがす・作る:よりよい聞き手になるためのポイントを考える・探し出す。よりよい聞き手になることを意識して会話してみる。
第4回好きなものについて語る:ぜひクラスの人に知ってもらいたいものを、実物を見せながら魅力的に話す。直後に質問を受ける。
よい聞き手になる、仲間をさがす・作る:よりよい聞き手になるためのポイントを考える・探し出す。よりよい聞き手になることを意識して会話してみる。
第5回好きなものについて語る:ぜひクラスの人に知ってもらいたいものを、実物を見せながら魅力的に話す。直後に質問を受ける。
よい聞き手になる、仲間をさがす・作る:よりよい聞き手になるためのポイントを考える・探し出す。よりよい聞き手になることを意識して会話してみる。
第6回発表を聞く:大学の授業での発表例を観察する。要点をまとめる。補助資料「レジュメ」について知る。
即興スピーチに挑戦する:その場で与えられたトピックに関する短いスピーチをする。
第7回発表を聞く:大学の授業での発表例を観察する。要点をまとめる。補助資料「レジュメ」について知る。
即興スピーチに挑戦する:その場で与えられたトピックに関する短いスピーチをする。
第8回発表を聞く:大学の授業での発表例を観察する。要点をまとめる。補助資料「レジュメ」を完成する。
即興スピーチに挑戦する:その場で与えられたトピックに関する短いスピーチをする。
第9回発表を聞く:大学の授業での発表例を観察する。レジュメの言葉と発表で使われる言葉を観察する。レジュメを作ってみる。
調査報告の計画を立てる:日本内外の社会問題を題材に設定する。調査計画を立てる。
第10回発表を聞く:大学の授業での発表例を観察する。レジュメの言葉と発表で使われる言葉を観察する。レジュメを作ってみる。
調査報告を進める:知りたいことへのアプローチを考える。調査に踏み出す。
第11回発表を聞く:大学の授業での発表例を観察する。レジュメの言葉と発表で使われる言葉を観察する。
発表の準備をする:次週からの発表会について詳しく知る。発表で使うレジュメを作成する。
第12回発表をする:時事問題を1つ取り上げて調査報告を行う。直後に質問を受ける。
第13回発表をする:時事問題を1つ取り上げて調査報告を行う。直後に質問を受ける。
第14回発表をする:時事問題を1つ取り上げて調査報告を行う。直後に質問を受ける。
講座前半(前期)をまとめる:これまでにしたことを振り返る。日本語によるコミュニケーションでできていること・まだできていないことを整理する。後半に向けて目標を立てる。
第15回講座後半(後期)に踏み出す:後半の予定を確認する。目標達成のために実現可能な計画を立てる。
話し合いをする:グループになって話し合う。どのようなトピックなら話しやすいか考える。トピック案を出し合う。
第16回話し合いをする:グループになって話し合う。結果を他のグループ、クラス全体に報告する。
第17回話し合いをする:何が・どうなら「よい」話し合いになるかを考え観点を設定する。グループになって話し合う。設定した観点から「よい」話し合いだったかどうかを点検する。
第18回ディベートをする:ディベートについて知る。話し合いとディベートを比較する。議論に必要な論理を組み立てる。
第19回ディベートをする:ディベートの論題について知る。あるひとつの論題についてメリット、デメリットを考えてみる。いくつかの論題を検討する。
第20回ディベートをする:議論の事前準備を体験する。
第21回ディベートをする:模擬ディベートをする。シナリオを作り、それに沿ってディベートの試合を体験してみる。
第22回ディベートをする:本番前のリハーサルをする。本番と全く同じ進めかたで予行演習をする。
第23回ディベートをする:本番第1~第2試合を行う。
第24回ディベートをする:本番第3~第4試合を行う。
第25回ディベートをする:本番第5~第6試合を行う。ディベートを総括する。
第26回ビブリオバトル(好きな本を持ち寄って紹介し合あうイベント)をする:ビブリオバトルについて知る。共通の例をもとに自分が紹介者ならどう話して聴衆を引き付けるか考え、実演する。
第27回ビブリオバトルをする:好きな本を魅力的にプレゼンする。全員のプレゼンが終わったら「チャンプ本(最も魅力的で読みたくなった本)」を互選する。
第28回ビブリオバトルをする:好きな本を魅力的にプレゼンする。全員のプレゼンが終わったら「チャンプ本」を互選する。
1年をしめくくる:これまでにしたことを振り返る。日本語によるコミュニケーションでできていること・まだできていないことを整理する。今後の目標を立てる。
授業形式 / Teaching Method  年間を通じて、1対1,1対クラス、小グループ内、グループ対グループというように、やりとりの相手の形態、内容を変えつつ、さまざまな活動を行う。
 前期では、ディスカッション、プレゼンテーション、グループワークを取り入れた活動を実施する。後期では、ディスカッション、グループワーク、ディベート、プレゼンテーションを取り入れた活動を行う。
評価方法 / Evaluation 評価の方法:A(S)~C・E評価
評価の基準:試験・本番でのパフォーマンス評価 50%、授業への参加度 30%、
      課題 20% で評価する。
教科書等 / Textbook 特定の教科書は使用せず、教員が準備したプリントを教材とする。
準備学習 / Preliminary study ・授業に出てきた言葉、授業で練習したことをよく復習して次回に備えること。
・クラスに向けて話す活動が頻繁にある。そのとき、準備してきたもの(原稿)を
 ただ「読み上げる」のでは全く意味がない。聴衆一人一人と目を合わせて「語る」ことに
 チャレンジしてもらいたい。
担当教員問合せ先 / Office to contact 国際文化・観光A研究室(D44)
備考 ・「聞く」「話す」が中心ではあるが、他の技能も合わせて運用する。
・聴衆となった際の「聞く」態度や、事前作業・事後作業の完成度も重視する。