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講義名 国際文化・観光概論E(オセアニア太平洋)
(副題)
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 1学年
必修・選択 必修
講義名(英文) General Study of International Culture and Tourism E (Oceania and Pacific Ocean)
学部・学科 国際文化学部国際文化・観光学科

担当教員
氏名
◎ 齊藤 眞理子

授業概要 / Class Description オセアニア・太平洋地域の多彩な国々の地理・歴史・文化・現代事情・観光資源について取り上げる。
人類がオセアニア・太平洋地域に移動し長い時間が流れ、その後ヨーロッパ諸国がこの地域に進出した背景・経緯について、まず理解を深めたい。
歴史の大きな枠組みを理解した上で、それぞれの国の現状について学んでゆく。
大国と目される国と、領土も小さく経済的にも脆弱な国が存在している。地球環境の変化により水没の危機に面している島嶼国もある。第二次世界大戦の激戦地となった地もある。
それぞれの国が現在どのような状況にあるのかに関心を持ち、より良き未来について考えられるようになってほしい。
到達目標 / Goal オセアニア・太平洋地域の歴史、特にヨーロッパによる「発見」の経緯とその後について説明できる。
第二次世界大戦の戦跡・原水爆実験・大国の政治闘争の歴史を理解し、説明できる。
オーストラリア・ニュージーランド・ハワイに関心を持ち、産業・現代事情・観光資源について理解し、説明できる。
地球環境の変化により大きな影響を受けている国について説明できる。

授業計画 / Class schedule
内容
第1回オセアニア太平洋の人々:
 オセアニア・太平洋地域の地理・気候、
 ヨーロッパ人入植以前のオセアニア、
 大航海の時代の背景
第2回オセアニア・太平洋地域の歴史1:
 大航海の時代1 スペイン、ポルトガル
第3回オセアニア・太平洋地域の歴史2:
 大航海の時代2 オランダ、イギリス、フランス
第4回オセアニア・太平洋地域の歴史3:
 大航海の時代3 捕鯨船員、商人、伝道者
 イギリスを中心とするヨーロッパ経済の発展
第5回オセアニア・太平洋地域の歴史4:
 オセアニア太平洋の分割と第一次世界大戦
第6回オセアニア・太平洋地域の歴史5:
 オセアニア太平洋と第二次世界大戦
第7回オーストラリア1:
 オーストラリアについて知っていることをグループで共有する。
 歴史・地理・気候 
第8回オーストラリア2:
 資源・産業
第9回オーストラリア3:
 現代事情・生活
第10回ニュージーランド:
 歴史・地理・文化・現代事情
第11回太平洋島嶼国1:ミクロネシアの国々
  大国の条件についてグループで話し合う。
  歴史・地理・文化・現代事情
第12回太平洋島嶼国2:メラネシア・ポリネシアの国々
  歴史・地理・文化・現代事情
第13回ハワイ:
  歴史・地理・文化・現代事情
第14回島嶼国の課題:
  自立していくためには
  自国の言語・文化を維持していくためには
評価方法 / Evaluation 1. 評価の方法  A(S)~C・E評価
2. 評価の基準  試験・レポート35% 提出物等55% 授業態度10% 
  授業後に毎回グーグルフォームによる確認テストを課す。
教科書等 / Textbook 現在絶版となっているが、増田義郎『太平洋-開かれた海の歴史』(集英社新書)を参考にする。
その他、地図・年表・資料などを授業で配布する。
準備学習 / Preliminary study 授業では毎回レジュメを配布する。
オンライン授業では、資料は印刷して授業に臨んでほしい。
配布された資料はきちんとファイルし、授業に携帯してほしい。
授業後には確認テストを送信する。誤答の多かった項目について、その次の授業でフィードバックを行う。
担当教員問合せ先 / Office to contact 国際文化・観光A研究室(D44)
備考 授業にはレジュメの他、新聞記事を含む資料を事前に配布する。授業時はパワーポイント、短い動画を利用し、より具体的に学べるようにしたい。