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講義名 西洋服装史
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 1学年
必修・選択 必修
講義名(英文) History of Fashion
学部・学科 国際文化学部国際ファッション文化学科

担当教員
氏名
◎ 下山 かおり

授業概要 / Class Description 古代から現代までの西洋の服装の歴史について講義する。
服装の変遷を見るだけでなく、社会の移り変りと共に服装がどう変化してきたかを見ていくことに「西洋服装史」を学ぶ意義がある。そのため、各時代の社会・文化の解説を交えながら授業を進めていく。
到達目標 / Goal 絵画作品を通して服装の特徴をとらえることができる。基礎的な服装史用語を習得し、資料から時代背景を読み解く力を身につけ、西洋服装の特性を理解することができる。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回【オリエンテーション】
オリエンテーション:前半は世界史に沿って服装の変遷を見ていく「西洋服装史」について
社会の変化と流行への関係性について
第2回【古代ギリシア】 
古代文明ギリシアの文化と服装について
地中海文明のおおらかさ、ギリシア神話にみる多様性が服装にどのように影響しているのか
第3回【古代ローマ】
古代ギリシアを多方面で模倣したとされる古代ローマの文化と服装について
権力拡大とともに服装がどのように変化してきたか
第4回【ビザンツ帝国】
ビザンツ帝国興隆期のユスティニアヌス帝の時代の服装について
第5回【中世】
ロマネスク様式時代の文化と服装について
荘厳なゴシック様式の美学と服装
第6回【15世紀】
「教会の教え」から解放され、より「人間の追究」に焦点が向かったルネサンス文化、服装はどう変化したのか
第7回【16世紀】
スペインの無敵艦隊によって幕が開けた大航海時代
スペインの教義・文化と服装について
第8回【17世紀前半】
「市民意識」と服装について
17世紀前半オランダは最盛期を迎え、アムステルダムは世界の商業・金融・学問・芸術の中心地となり、服装はどのように変容したか
第9回【17世紀後半】
絶対王政期のフランス・ルイ14世代・バロック様式時代の文化と服装について
第10回【18世紀】
フランス・ルイ15・16世とロココ様式時代の服装について
サロン文化からカフェ文化へ
「軽妙、洒脱、自由奔放」がパリを風靡した時代の服装
第11回【19世紀前半】
フランス革命期、ナポレオン時代、ロマン主義時代の服装について
第12回【19世紀後半】
イギリス・紳士服の発展
「服の着分け」とフォーマルウエア
オートクチュールの始祖ウォルトの功績について
第13回【20世紀前半】
第二次世界大戦後のディオール・ニュールックと「ライン時代」
第14回【20世紀後半】
1960年代 若者文化の席巻と若者ファッション
1970年代 ヒッピーファッションとストリートファッション
評価方法 / Evaluation ・評価方法:A(S)~C・E評価
・評価の基準:授業態度50%、試験50%
教科書等 / Textbook 文化学園大学服装史学研究室『ファッション史 改訂版 -西洋服装史概説-』(文化学園大学教科書出版部)
準備学習 / Preliminary study 世界史の概要を把握しておくと服装史の理解が深まるため、大まかな流れを予習することが望ましい。(1時間程度)
担当教員問合せ先 / Office to contact 服装社会学研究室(A064)